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スマート化と持続可能性がキーワード!
ロジスティクスの未来像とは?
近年、物流業界に限らず自動化・デジタル化の動きが進んでいます。また、フードロス削減や省エネなどの持続可能な社会実現にむけた取り組みにも注目が集まっています。これら一連の動きは、ロジスティクスにおいても大きな変化をもたらしているのです。この記事では、ロジスティクスの将来的な課題・未来像について、主要なトピックスを抜粋して紹介します。
自動化・デジタル化にともなう物流業界のメリット
物流全体の管理や合理化が重要となるロジスティクスにおいて、自動化・デジタル化の進展は、さらなる効率化を生むと考えられています。実際、自動運転技術を活用したドローンや自動車による配送、物流センター内での自動化ロボットの導入なども進んでおり、これらの技術により多くのメリットがもたらされました。ここでは自動化・デジタル化にともなう2つのメリットを解説します。
1つ目のメリットは、トラックドライバーや倉庫内作業者などの人手不足が解消されることです。物流業界では商品によって繁忙期・閑散期があり、時期に応じて必要になる人数も変動します。そのため、「人件費が多くかかる」「一人あたりの業務負担が増える」などの課題が生じます。しかしデジタル技術を活用すれば、時期を問わず効率的な作業を実現できるのです。
2つ目のメリットは、作業全体の品質向上です。ピッキングや入出荷の段階において、人の手による作業では、どうしてもヒューマンエラーが発生する可能性があります。しかし、機械導入による自動化を行うことで、ミスを大幅に軽減することができるのです。
ロジスティクスの自動化・デジタル化にともなう課題とは
一方で、自動化・デジタル化にはいくつかの課題が生じます。効果的な活用のためには、課題を踏まえた対策が重要です。以下では2つの課題について解説します。
コスト管理
まず、自動化・デジタル化にともなう課題として、機械導入やメンテナンスにかかるコストが挙げられます。そのため、導入後の削減効果と自動化によるコストの増減を比較し、導入箇所を検討することが重要です。
また自動化を一部導入するだけでも、そのほかの作業工程に大きく影響します。したがって、作業フローの見直し・従業員の配置転換など、再構築を行う手間がかかる点にも注意が必要です。
人材のスキルアップ
自動化・デジタル化にともない、人材のスキルアップの点についても課題が生じます。デジタル化における新しい技術や取り組みに対応するためには、IT技術やデータ解析の知見を身につけることが必要です。導入前はマニュアル作成・研修実施などを行うことが有効な手段と言えます。
また、グローバル化が進む状況をふまえ、外国語・国際的なビジネスマナーの習得も求められるなど、部署を越えた各従業員のスキルアップが課題となっています。
持続可能な社会実現にむけた新たな課題とは
自動化・デジタル化に加え、物流業界が取り組むべき課題として挙げられているのが「持続可能な社会実現」です。この先も長く安定的な物流業界の仕組みを構築すべく、ロジスティクスの分野において、どのような工夫が求められるのか、以下で詳しく解説します。
環境問題への対応
近年、環境問題が重要視される中、ロジスティクスにおいても対応が求められています。 例えば、CO2の排出量削減に向け、輸送・運送時に電気自動車や水素自動車の利用が進められています。さらに、廃棄物削減のため、従来のプラスチックパッケージからリサイクル可能な素材に置き換えるといった取り組みが行われています。
サプライチェーンの透明性
サプライチェーンとは、製品の原材料・部品調達から、販売までに至る一連の流れのことです。様々なロスの削減や安全性などの観点から、ロジスティクスにおいてもサプライチェーンの透明性が重要視されています。
中でも、商品の流通過程を追跡し、必要に応じて生産者や消費者に情報を提供する「トレーサビリティ」の仕組化が求められています。これにより、商品の消費期限や保存方法に関する情報を分析・管理でき、フードロス削減に貢献できるというものです。また、顧客満足度や自社の信頼性の向上にもつながるため、企業はトレーサビリティを意識し、生産過程の透明化や、環境負荷の軽減に努めることが必要でしょう。
まとめ
ここまで、ロジスティクスの未来像についての主要なトピックスを紹介しました。
しかし、現状はまだ改良の余地があり、自動化・デジタル化が進む一方で、値札・ラベル貼り、袋詰めアソート、ギフトラッピングなどまだまだ人の手による作業が欠かせません。また、効果をすぐに知るため、これまでの作業方法にムリ・ムダ・ムラは無いか、ボトルネックは無いかを気に留めて、気付いたらすぐに手を打たなければなりません。
求められる業界の形・課題は日々変化するものであり、これらに柔軟に対応できる企業が、今後も競争力を維持・向上させることができます。
私どもフォーエスコーポレーションは、主に生活関連用品を得意として扱っており、多品種、少量、低頻度、異形品、不定期、嵩高品、低単価が特徴です。日々、工夫と改善を重ねることで、ロジスティクスの持続可能な発展に寄与しています。
フォーエスコーポレーションでは、変化に対応できる柔軟な発想を持ち、これまで育んできた経験と培ってきた企業文化を継承しながら、引き続きロジスティクスで社会に貢献してまいります。